カラスに300円貰った女。
皆様、こんにちは。
魔女です。
アイツが…ついにアイツがやって来たよ…。
呪われた、悪魔のようなアイツだよ…。
(ヒソヒソ声)
花粉。
もうね、めっちゃ飛んでる。
円広志もビックリなくらいに飛んでる。
飛んで 飛んで 飛んで 飛んで 飛んで~
まわって まわって まわって まわぁ~るぅぅう~(熱唱)
喉もイガイガするし鼻水は絶対に風邪からやと信じていたけど、裏切られた。
なんだろう、この切ない、梅干しばぁさんみたいな口になる酸っぱい気持ち。
甘酸っぱいではなく、酸っぱい。
「てへへ☆来ちゃった!(ハート)」みたいな気持ち。
レモン1000個分の、ビタミンCのど飴みたいな酸っぱさ。
1000個分て、なんやねん。
レモン1個分でいいやん。
なんで1000個分も凝縮すんねん。
レモン1個の中にいるビタミンC の気持ちを考えてみ?
悲しいやん…切ないやん…(`;ω;´)
どうせすぐおしっこで出るのにさ、1000個もいらへんやん。
…屁理屈こねて現実逃避しても、アイツが鼻水と目の痒みと耳の奥の痒みで現実に引き戻す。
鼻水のせいか、頭が重い。
嫌やん。ホンマに嫌やん。
まだ2月やで?
ちと早すぎやしませんかい?
本格的な春を迎える前に、花粉でダウンするわ。
花粉症の症状に「健康的に痩せる」とか、「仕事がサクサクはかどり過ぎて怖い」とかいう症状があれば、こんなに憂鬱な気持ちにはならないんやろな。
魔女は最近、カラスさんに300円を貰った。
あれは女の子のカラスさんやと思う。
綺麗な子やったわ。
「アタイに着いてきな!」と、スカートがロング丈のセーラー服着た昭和の不良少女みたいにアゴでクイッとされて。
最初は無視してたんやけど、やけにカァカァ鳴くから着いていったんや。
もうね、明らかに魔女を見てる。
「お前や、お前」って。
魔女、ご指名よ(笑)
時々、振り返ってはちゃんと着いてきてるか確認して、アゴをクイッってするねん。
へいへい。
ちゃんと着いていきますぜ!
誰も居ない場所。
道路の片隅。
カラスさんの足元の道に、キラーンと光輝く物がある。
300円。
何回見ても300円。
カラスさん、再びアゴをクイッ。
「お前にやるよ。遠慮せずに持って行きな」
え?魔女にくれるの?
嘘やん(笑)
いやいやいや、嘘やろ。
( ゚ε゚;)ゴクリ…
わからないときは本人に聞くのが一番。
「く、くれるの?」
カラスさん、アゴをクイッ。
「持って行きな」
マジっすか!!!!(゜ロ゜ノ)ノ
「宝物やないの?」
カラスさん、再びアゴをクイッ。
「持って行きな。お前にやるよ、アタイの宝物」
そ、そうか…魔女に宝物くれるんや…。
恐る恐る魔女が300円を拾うのを見届けると、カラスさんは飛び去って行った。
カラスさんから300円を頂戴しました。
もうね、これ、ホンマにガチやねん。
頭おかしい人にしか思えへんけど、ホンマやねん。
ホンマやと訴えれば訴えるだけ、嘘臭くなるんやけども…(笑)
カラスさん、頭いいからなぁ。
なんで魔女にくれたんかわからへんけど(笑)
いただいた300円でジュース買いました。
カラスの姐さん、ゴチです!
カラスさんを見かけたら、話しかけてみるといいです。
魔女を知ってますか?って。
多分、答えてくれますよ。
「カァカァ!! (カラス語の訳:知ってるでー。あのマヌケな魔女やろ!!!(((*≧艸≦)ププッ)」って(笑)
カラスさん、またよろしく~(笑)